[TUBUYAKI]ファイル共有について(Copilot)

ファイル共有について、Copilotに教えてもらった。便利な世の中になったものだなぁ…


なるほど、状況を整理するとこうですね:

  • 共有設定では専用ユーザーに「フルコントロール」を付与済み
  • しかしそのユーザーで接続すると「書き込み権限がありません」と拒否される
  • Everyone にフルコントロールを付けると書き込みできる

👉 これは 「共有の権限」と「NTFSファイルシステムのアクセス権限」の二重構造 が原因です。Windowsのファイル共有は以下の2段階でアクセスを判定します:


🔑 原因

  1. 共有のアクセス権

    • 「詳細な共有設定」で付与した権限。ここで専用ユーザーにフルコントロールを付けても、これは共有レベルの許可。
  2. NTFSのアクセス権 (セキュリティタブ)

    • 実際のフォルダやファイルに対するアクセス権。
    • こちらで専用ユーザーに「書き込み」や「変更」が付与されていないと、共有でフルコントロールでも拒否される。

つまり、Everyone にフルコントロールを付けると通るのは、NTFS側で Everyone に権限があるからです。専用ユーザーにはNTFS側で権限が付与されていないため拒否されます。


✅ 対策

  1. 対象フォルダの「セキュリティ」タブを確認

    • フォルダのプロパティ → セキュリティタブ → 編集
    • 専用ユーザーを追加し、「変更」または「フルコントロール」を付与する。
  2. 共有権限とNTFS権限の両方を一致させる

    • ベストプラクティスは:
      • 共有権限:Everyone に「フルコントロール」
      • 実際のアクセス制御は NTFS 権限で専用ユーザーに必要な権限だけ付与
    • こうすると管理が一元化でき、不要な権限拡散を防げます。
  3. 専用ユーザーの SID を確認

    • ドメイン環境やローカルユーザー環境で、同名ユーザーでも SID が異なる場合があります。
    • 正しく対象ユーザーが追加されているか確認してください。

📌 まとめ

  • 共有権限だけでは不十分。NTFSのセキュリティ設定も専用ユーザーに付与する必要がある。
  • 運用上は「共有は Everyone フル」「NTFSで制御」が推奨。

フォルダのセキュリティタブで専用ユーザーを追加して「変更」権限を付ければ、Everyone を開放せずとも書き込みできるはずです。

👉 実際の環境で「セキュリティタブの専用ユーザー権限」がどうなっているか確認してみませんか?

これは Windows 11 でも他のバージョンの Windows(Windows 10、Windows Server 系列など)でも共通する仕組み の話です。

ポイントは「共有のアクセス権」と「NTFSファイルシステムのアクセス権」が二重に存在していて、両方で許可されていないと書き込みできない、という Windows の基本仕様です。

  • Windows 11
    → フォルダの「共有」タブでユーザーを追加してフルコントロールにしても、セキュリティタブ(NTFS権限)でそのユーザーに書き込み権限がなければ拒否されます。
  • Windows 10 / Windows Server
    → 同じ挙動です。共有権限とNTFS権限の両方が必要。

つまり、今回の「Everyone にフルコントロールを付けると書き込める」という現象は、Windows 11 特有ではなく、Windows のファイル共有全般に共通する仕様です。


🔧 実務的な対策

  • 共有権限は「Everyone フルコントロール」にしておき、実際のアクセス制御は NTFS 権限で専用ユーザーに必要な権限だけ付与するのが推奨。
  • Windows 11 でも Windows 10 でも、この方法が一番管理しやすく安全です。

もし「Windows 11 だけで挙動が違うのでは?」と疑っているなら、違いはほぼありません。UI(設定画面の見た目)が少し変わった程度で、内部のアクセス判定ロジックは同じです。

👉 実際の環境で「セキュリティタブに専用ユーザーが追加されているか」を確認してみると、原因がはっきりすると思います。

試しに、専用ユーザーをセキュリティタブに追加して「変更」権限を付けてみますか?
とても良い着眼点です。整理して説明しますね。


🗂 NTFS権限とは

  • NTFS (New Technology File System) は Windows が標準で使うファイルシステムです。
  • NTFS には「アクセス制御リスト (ACL)」があり、ユーザーやグループごとに 読み取り・書き込み・実行・変更・フルコントロール といった細かい権限を設定できます。
  • この「NTFS権限」が、フォルダの セキュリティタブ で設定する内容です。
  • つまり「誰がどのファイルにどの操作をできるか」をファイルシステムレベルで制御する仕組みです。

📂 FATとの違い

  • FAT (File Allocation Table) 系のファイルシステム(FAT16, FAT32, exFAT)は、古い DOS や一部の外部ストレージで使われます。
  • FATには ユーザーごとのアクセス権限管理機能がありません
    • つまり「このユーザーは読み取りだけ」「このユーザーは書き込み禁止」といった制御はできない。
    • Windows上では「誰でもフルアクセス」扱いになります。

⚖️ 実際の違い

ファイルシステム 権限管理 共有時の挙動
NTFS ACLによる詳細なユーザー/グループ権限設定が可能 共有権限+NTFS権限の両方が必要
FAT / exFAT 権限管理なし 共有権限だけが適用される(実質誰でもアクセス可能)

💡 まとめ

  • 「NTFS権限」とは、NTFSファイルシステムが持つ ユーザーごとのアクセス制御機能 のこと。
  • FAT系にはその機能がないため、共有フォルダのアクセス制御は 共有権限だけ で決まる。
  • Windowsで「権限がない」と拒否されるケースは、NTFSを使っていて、共有権限とNTFS権限の両方が揃っていない場合に起こります。

👉 ここで確認したいのですが、今回の共有フォルダは NTFSでフォーマットされたドライブ 上にありますか?それとも外付けUSBなどで exFAT/FAT32 を使っていますか?
この違いで「セキュリティタブが出るかどうか」「権限設定が可能かどうか」が変わります。