ファイル共有について、Copilotに教えてもらった。便利な世の中になったものだなぁ…
なるほど、状況を整理するとこうですね:
- 共有設定では専用ユーザーに「フルコントロール」を付与済み
- しかしそのユーザーで接続すると「書き込み権限がありません」と拒否される
Everyoneにフルコントロールを付けると書き込みできる
👉 これは 「共有の権限」と「NTFSファイルシステムのアクセス権限」の二重構造 が原因です。Windowsのファイル共有は以下の2段階でアクセスを判定します:
🔑 原因
-
共有のアクセス権
- 「詳細な共有設定」で付与した権限。ここで専用ユーザーにフルコントロールを付けても、これは共有レベルの許可。
-
NTFSのアクセス権 (セキュリティタブ)
- 実際のフォルダやファイルに対するアクセス権。
- こちらで専用ユーザーに「書き込み」や「変更」が付与されていないと、共有でフルコントロールでも拒否される。
つまり、Everyone にフルコントロールを付けると通るのは、NTFS側で Everyone に権限があるからです。専用ユーザーにはNTFS側で権限が付与されていないため拒否されます。
✅ 対策
-
対象フォルダの「セキュリティ」タブを確認
- フォルダのプロパティ → セキュリティタブ → 編集
- 専用ユーザーを追加し、「変更」または「フルコントロール」を付与する。
-
共有権限とNTFS権限の両方を一致させる
- ベストプラクティスは:
- 共有権限:
Everyoneに「フルコントロール」 - 実際のアクセス制御は NTFS 権限で専用ユーザーに必要な権限だけ付与
- 共有権限:
- こうすると管理が一元化でき、不要な権限拡散を防げます。
- ベストプラクティスは:
-
専用ユーザーの SID を確認
- ドメイン環境やローカルユーザー環境で、同名ユーザーでも SID が異なる場合があります。
- 正しく対象ユーザーが追加されているか確認してください。
📌 まとめ
- 共有権限だけでは不十分。NTFSのセキュリティ設定も専用ユーザーに付与する必要がある。
- 運用上は「共有は Everyone フル」「NTFSで制御」が推奨。
フォルダのセキュリティタブで専用ユーザーを追加して「変更」権限を付ければ、Everyone を開放せずとも書き込みできるはずです。
👉 実際の環境で「セキュリティタブの専用ユーザー権限」がどうなっているか確認してみませんか?
これは Windows 11 でも他のバージョンの Windows(Windows 10、Windows Server 系列など)でも共通する仕組み の話です。
ポイントは「共有のアクセス権」と「NTFSファイルシステムのアクセス権」が二重に存在していて、両方で許可されていないと書き込みできない、という Windows の基本仕様です。
- Windows 11
→ フォルダの「共有」タブでユーザーを追加してフルコントロールにしても、セキュリティタブ(NTFS権限)でそのユーザーに書き込み権限がなければ拒否されます。 - Windows 10 / Windows Server
→ 同じ挙動です。共有権限とNTFS権限の両方が必要。
つまり、今回の「Everyone にフルコントロールを付けると書き込める」という現象は、Windows 11 特有ではなく、Windows のファイル共有全般に共通する仕様です。
🔧 実務的な対策
- 共有権限は「Everyone フルコントロール」にしておき、実際のアクセス制御は NTFS 権限で専用ユーザーに必要な権限だけ付与するのが推奨。
- Windows 11 でも Windows 10 でも、この方法が一番管理しやすく安全です。
もし「Windows 11 だけで挙動が違うのでは?」と疑っているなら、違いはほぼありません。UI(設定画面の見た目)が少し変わった程度で、内部のアクセス判定ロジックは同じです。
👉 実際の環境で「セキュリティタブに専用ユーザーが追加されているか」を確認してみると、原因がはっきりすると思います。
試しに、専用ユーザーをセキュリティタブに追加して「変更」権限を付けてみますか?
とても良い着眼点です。整理して説明しますね。
🗂 NTFS権限とは
- NTFS (New Technology File System) は Windows が標準で使うファイルシステムです。
- NTFS には「アクセス制御リスト (ACL)」があり、ユーザーやグループごとに 読み取り・書き込み・実行・変更・フルコントロール といった細かい権限を設定できます。
- この「NTFS権限」が、フォルダの セキュリティタブ で設定する内容です。
- つまり「誰がどのファイルにどの操作をできるか」をファイルシステムレベルで制御する仕組みです。
📂 FATとの違い
- FAT (File Allocation Table) 系のファイルシステム(FAT16, FAT32, exFAT)は、古い DOS や一部の外部ストレージで使われます。
- FATには ユーザーごとのアクセス権限管理機能がありません。
- つまり「このユーザーは読み取りだけ」「このユーザーは書き込み禁止」といった制御はできない。
- Windows上では「誰でもフルアクセス」扱いになります。
⚖️ 実際の違い
| ファイルシステム | 権限管理 | 共有時の挙動 |
|---|---|---|
| NTFS | ACLによる詳細なユーザー/グループ権限設定が可能 | 共有権限+NTFS権限の両方が必要 |
| FAT / exFAT | 権限管理なし | 共有権限だけが適用される(実質誰でもアクセス可能) |
💡 まとめ
- 「NTFS権限」とは、NTFSファイルシステムが持つ ユーザーごとのアクセス制御機能 のこと。
- FAT系にはその機能がないため、共有フォルダのアクセス制御は 共有権限だけ で決まる。
- Windowsで「権限がない」と拒否されるケースは、NTFSを使っていて、共有権限とNTFS権限の両方が揃っていない場合に起こります。
👉 ここで確認したいのですが、今回の共有フォルダは NTFSでフォーマットされたドライブ 上にありますか?それとも外付けUSBなどで exFAT/FAT32 を使っていますか?
この違いで「セキュリティタブが出るかどうか」「権限設定が可能かどうか」が変わります。