[システム概要]
大手ゼネコン様から御依頼頂いた案件のGPSを用いた多点3軸加速度計測システムを御紹介します。
GPSに1pps,200ppsの2出力できるタイプを用いることで、us程度の同期した加速度(3軸、200Hz、子機8台まで確認済み)を測定することが可能です。通常橋梁などでの加速度同期計測の場合、数100mのケーブル伸長が必要でしたが、無線式にすることで設置/回収作業を簡素化できます。加速度計にはEpson製のMEMSセンサを用いることで常時微動のような僅かな加速度の測定可能です。
本体はバッテリー内蔵型であり、満充電であれば24時間以上(子機36時間、基地局24時間)の連続計測が可能です。基地局にTP-Linkのメッシュwifiを用いることにより、基地局を複数設置すれば遠距離/多点での振動を同期して計測できます。橋梁の加速度計測(モード解析、FFT分析)、超高層ビルでの加速度計測などにも利用可能です。基本はWifi接続ですが、データ送受信にMQTTを用いていることより、出力先を4G LTEに変更するだけで「公衆回線での遠隔同期した監視業務用途」に変更することも容易です。
4G LTE、台数変更、Wifi Halowなどへのカスタマイズもお受けしておりますので、Contactまで御連絡下さい。