税務署に個人事業主登録をしてまいりました。もう戻れない・・というのが正直な感想ではあります。これまで30年近く会社に庇護して頂いたんだな・・と本当に痛感した次第です。
本日やっといくつかの書類提出を行うことができました。正直元在籍していた会社の親会社の対応について疑問がありますが、これはもう今更論なので気にしないこととします。本日行った書類整理(時系列)と得られた情報についてメモ的に記録します。
- 銀行口座の開設
- 個人事業主の入出金用に銀行口座を新たに開設しました。屋号を名義として登録できる銀行、かつ入出金振り込み等が安価、オンラインバンキングで便利な銀行をchoice致しました。屋号登記というのが意外とハードルが高かった印象です。地元の銀行を・・と考えたのですが振り込み手数料があまりにも高いので残念ながら諦めました。地方銀行は時代の時世に追い付いていないような印象を受けました。
- 所得証明書の取得:市役所(奥様)
- 健康保険を元在籍していた会社の継続保険に加入するために必要になりました。継続保険に加入するためには、資格喪失証明書、所得証明書(扶養家族分全て)などが必要になります。この日は息子分が入手できなかったため、順延としました。ただ加入申請まで20日以内という制約がありますのでこの点は注意が必要です。退職が01/31で申請予定が02/17になってしまったのは、元在籍してたい会社の親会社から書類が郵送されるのを待っていたが全く届かなかったという理由があります。あまりにも届かないので電話で問い合わせを行ってやっと届いた(明日届けますと言われて待っていたのに届いたのは翌々日だった)などの経緯があり、これから退職・個人事業となる方は退職前に郵送書類の期限など会社と詰めておくべきだと感じました。
- 国民年金の変更
- 市役所にて国民保険へ変更手続きを行いました。必要書類は年金手帳、資格喪失証明書、身分証明書などでした。今月分から郵送で請求書が届くとのことでした。奥様分と2名分で変更手続き完了致しました。
- 健康保険変更の相談:市役所
- 念のため前職保険の継続すべきか国民健康保険の加入とすべきか、国民健康保険加入を前提とした相談をU市役所の方とさせて頂きました。税制度・保険について無知識な状態でしたが、窓口の方は本当に親切に説明頂けました。本当に素晴らしい対応をして頂けましたこと、改めて感謝したいと思います。また、これが仕事なんだと改めて襟元を正す機会を頂けました。
- 御担当頂いた方に昨年年収からこれから必要になる保険料について詳しく計算して頂きまして比較した結果、これまでの保険継続の方が明らかに安いことが確認されました。健康保険についても減免措置(無就業レベルの低所得、事業所都合による退職)などについても御教え頂けました。
- 私の場合自己都合による退職なのですが、窓口の方のお話では、「失業保険の給付対象になれば自己都合でも場合によっては減免処置の対象になりうる場合がある」との貴重な情報を頂きました。自己都合での退職のためあきらめておりましたが、ハローワークで給付対象なりえないのか念のため相談してみる予定です。
- ちなみに退職前に親会社総務担当の方と面談があり、その際には「任意継続も国民保険もあまり変わりませんよ」と仰っていたのですが、この情報は誤りでした。減免手続き認定を頂けない状態での国民健康保険は倍近く高くなりました(妻、長男あり(扶養2名)、所在地の場合)。会社総務の回答を信用せず、自分で役所を回ってヒアリングしてみて下さい。
- 開業届の提出:税務署
- 税務署に個人事業主の開業届の提出を行ってきました。書類自体は公的サイトのサイトからダウンロードしたPDFへ記載(Acrobat Reader)で記載した用紙ほぼそのままで受領頂くことができました。ただ後日個人事業主用の口座を開設する場合などに必要になる場合があるためコピー・スキャン等は事前にしておく必要があると思いスキャンしに走ったのですが、役所受付印のある控えを頂けるのでこちらがあればスキャンしなくても問題ないかもしれません。
- 青色申告承認申請書の提出:税務署
- 税金減免を受けるため、上記書類の申請を行いました。ネットで検索した情報を元に必要書類を作成・持参しましたが、ほぼそのまま申請受理されました。
やっと個人事業主として名乗る準備1段階が整ったところで、02/14の作業は終了致しました。週明け、さらに役所回りを行います。